bloodthirsty butchers

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7/31 07:11  Twitterに投稿する

フジロック3回目の出演となる bloodthirsty butchers。7年振りの登場は、遂にホワイトステージへ。同郷の怒髪天に続く、まだまだ時間も早い2組目。たくさんの人が待ちわびるどんよりとした苗場の空の下、新譜の1曲目と同じく “フランジングサン” でライブは始まった。
序盤、盛り上がりをみせた “ファウスト” から次を待ちわびる会場に、吉村がチューニングをしながら「昨日酔っ払って、携帯なくして。恥ずかしい写真が入ってるから見つけたら教えて下さい。お礼します。裸で海に入っている写真があって……中身だけでもいいんだけど」と笑わせる。そして「ほんっとに気持ちいいな。ありがとー! ホワイトステージ!」と、楽しくてしょうがないといったやわらかい表情を見せる。
bloodthirsty butchers はきっと、少しずつ少しずつ今日みたいな厚い雲を掻き分けながら、不器用にひたすら真っ直ぐ前だけを見て進んできたのだと思う。昔っから芯は少しもブレていない。いつだって真向勝負。相変わらずの一本調子の歌もそうだ。だから観ているこちらも目を逸らすことができない。
名盤『kocorono』からの“2月/February” そして “ocean” へと、より一体感をます会場に吉村が両手を広げ天を仰ぐ。遂には、脇を絞めた両手カマ手振り……。なんだ、あのキャラは……。歳とったのね。 「今日はまだ7月だから、ギリギリ間に合うと思う」。 “7月/july” が会場に響き、7月の終わりを告げた。小松の投げキッスを残して。

写真:中島たくみ